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化学療法センター



化学療法センターのご紹介

化学療法センター入口

 看護師2~3名で担当しています。医師・薬剤師は常駐しておりませんが、協力して治療を行っています。担当する看護師は、がん化学療法看護認定看護師や化学療法看護を5年以上経験している看護師です。
 当センターは、薬剤師・管理栄養士・医療ソーシャルワーカー・リハビリテーションスタッフ・医師事務作業補助など様々な職種との橋渡し役となって、患者さんがセンター滞在中に各種説明やアドバイスを受けられるようにするなど気づかいを大切にしています。また、がんに関連した複数の認定看護師と緊密なコミュニケーションをとっており、センターへ巡回してもらうことで専門的な相談がしやすい環境となっています。
 気軽に話しかけられるような温かい雰囲気づくり、思いやりのあるかかわりに努めています。心配なこと、不安なことなど、センタースタッフにお声がけください。

実際の患者さんの声

実際の患者さんの声

1.化学療法センターの設備等ご案内

設備等

画像左:治療スペースはお花の名前です。
画像右:入口すぐのカウンターです。
    少しでも不安・緊張を和らげられたら♡

【設備】
・診察室:1室
・薬剤準備室:1室
・電動式リクライニングチェア:7台
・ベッド:5台
【特徴】
・治療スペースは仕切りで区切られており、
  個室のような雰囲気となっています。
・すべてのスペースにテレビ付き床頭台と
 オーバーテーブルを配置しています。
・天井にはフィルターがついており、
 空気をきれいにしています。

2.化学療法センターの役割

当院で行われるすべての化学療法(外来および入院)を安全に行えるよう、医師・他職種と協働し、投与管理・セルフケア支援・副作用のアセスメント等を実践するとともに、化学療法に携わる看護師への教育を担っています。

【対象診療科】
内科系:血液内科・呼吸器内科・消化器内科・腎臓内科・膠原病内科
外科系:消化器外科・乳腺外科・婦人科・眼科・歯科口腔外科

【化学療法導入前オリエンテーションの様子】

【化学療法導入前オリエンテーションの様子】

 化学療法前の問診・当日の流れ・所要時間・主な副作用とセルフケア・日常生活での注意事項・副作用が出現したときの受診について・歯科口腔外科受診などを説明、ご案内します。
 患者さんやご家族に安心してセンターへ来ていただけるよう、丁寧なかかわりを心がけています。

3.化学療法とは

 化学療法薬(いわゆる抗がん剤)を用いてがん細胞が増えることを抑えたり、やっつける治療法です。
 手術療法や放射線治療はがんに対する直接的・局所(その部分)的な治療であるのに対し、化学療法は血液をめぐる全身的な治療です。目的は根治を目指したり、手術前がん縮小・再発予防・がんによって起こっている症状緩和などさまざまです。
 より高い効果を発揮させるために、副作用の異なる薬を併用して行う場合が多いです。また化学療法に手術療法や放射線治療を組み合わせて行う場合もあります。これを集学的治療といいます。

4.化学療法を受けながら仕事は続けられる?

 可能です。
 使用する化学療法薬にもよりますが、吐き気がおきない・脱毛しないなど、薬には特徴がありますので医師や看護師、薬剤師にお聞きください。
 また現在では副作用を予防する薬も進化しています。たとえば吐き気止めの進化です。映画やドラマで洗面器をかかえて抗がん剤を行っている映像を見た方もいらっしゃるかもしれませんが、現代ではそのようなことはまれになりました。ですから吐き気が強いとされる化学療法薬を使う場合でも吐き気止めの進化によって通院治療が可能になっています。

5.がん化学療法看護認定看護師について

がん化学療法看護認定看護師

 化学療法を安全に、安心して受けられるよう支援します。また患者さんやご家族へ化学療法による副作用やその対応についてわかりやすく説明します。
 生活しながら副作用と上手におつきあいできるようにお手伝いします。

6.化学療法センターと頼れる(ゆかいな)仲間たち

がん性疼痛看護認定看護師

【がん性疼痛看護認定看護師】

 がん自体の痛み・がんに伴うこころの痛み・家族の痛みに寄り添い、痛みをやわらげるサポートを担います。
 患者さんやそのご家族のお話をゆっくりおうかがいし、心配事や不安なく生活できるように支援します。
 また、治療を決める時・変わるとき・もしものときなどに患者さんやご家族のお気持ちをうかがい、治療や療養に関する意思決定をお手伝いします。

緩和ケア看護認定看護師

【緩和ケア看護認定看護師】

 身体的・精神的・社会的なつらさに対して支援します。
 がん患者さんやご家族のからだのつらさやこころの様々なつらさを和らげ、その人らしく過ごすことができるようにお手伝いします。

薬剤師

【薬剤師】


 化学療法薬は点滴だけで行う場合と、点滴と飲み薬で行う場合があります。各種お薬の説明はもとより、いつ点滴を行うか・飲み薬はいつからいつまで飲むのか・飲み忘れてしまったらどうすればいいのかなどわかりやすく説明します。
 医師や看護師をはじめ多職種と情報共有し、患者さんやご家族のサポートを行います。

管理栄養士

【管理栄養士】

 化学療法の副作用で食欲が落ちてしまった方、味覚がおかしくなってご飯がおいしくないと感じられる方などにお食事についてのアドバイスを行います。
 食欲や体重が落ちてきてしまった方には、身長と体重などから1日に必要なカロリーを計算し、少しの量でも栄養価が高い食品を考え、患者さんの食事習慣に適した食べ方などの情報提供や提案をします。
 味覚異常の食事については味の感じ方に応じた料理・食品・調味料などをアドバイスします。

リハビリテーションスタッフ

【リハビリテーションスタッフ】

 化学療法センター看護師との情報共有を行っており、患者さんが入室したら連絡をもらいます。治療を待っている間や点滴中にリハビリを行います。
 乳がん手術の後遺症予防やつっぱり・むくみなどに対してリハビリを実施し、自宅で行えるリハビリについてアドバイスを行います。

医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)

【医療ソーシャルワーカー(社会福祉士)】

各種相談を行います。
【暮らしに関すること】
・介護保険の申請
・福祉用具の利用
・福祉サービスについて など

【お金に関すること】
・医療費
・傷病手当に関すること など
・行政と連携して地域で患者さんやご家族を支えられるようお手伝いします。
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